女性ならば一度は生理がいらないと思ったことはありませんか?
そもそもどうして生理なんて起こるのか考えたことありませんか?
生理という現象は避けられない物ではありますが、しかしながらその健康被害は日々の生活で無視できるものではありません。
きっと悩みに思っている女性も多いことでしょう。
今回はそんな女性たちへ向けて、生理や排卵の是非と月経緩和薬(低容量ピル)がいかに有効かについてお伝えしていきます。
・生理がいらないと思っている人
・女はつらいと思っている人
・月経緩和薬について考えている人
※当記事では低用量ピルのことを「月経緩和薬」と称しています。
目次
生理も排卵もいらない
生理なんか無くて済むならその方がいいに決まっています。
皆さんもそう思いませんか?
ここでは、生理によって引き起こされる健康障害や、無駄な排卵をすることによるデメリットをお話しします。
生理による健康障害
生理中には、主に次のような健康障害が起こります。
①生理痛(下腹部痛、腰の痛みなど)
②抑うつ状態
③イライラ・不安感
④浮腫みやすい
⑤太りやすい(食欲増進)
ホルモンバランスの乱れにより、自律神経が過敏に反応してしまうことで気持ちの面での健康被害、あるいは食欲に関する問題が起こります。
血流が不安定になることで、特に末端が浮腫みやすくなってしまうことも代表的な生理による健康被害です。
とはいえ、女性の方なら共感されるかもしれませんが、やはり生理痛が最も大きな悩みの種でしょう。
当サイトでは生理痛を解消する方法をまとめてありますので、よかったらこちらをご覧ください。
実際に、筆者はものすごくイライラしますし浮腫みやすくもなりますし、精神面では軽い鬱のような症状が出ていました。
人に当たってしまうこともありました。
余分な排卵をするデメリット
排卵なんてものは妊娠する予定がないのであれば本来不要なもののはずです。
なにより、不要な排卵を繰り返すことは子宮にも良くないです。
実は、不要な排卵を繰り返すことで卵巣の老化を早めることになります。
結果的に、いざ子供が欲しいと思った時には思うように妊娠できない…ということが起こります。
(若い人の方が妊娠しやすい原因はこれです。)
また、卵巣の皮膜を破ることで排卵が起こります。
結果として細胞が傷つくため、癌にも繋がりうると言われています。
妊娠を希望していない段階の人にとって排卵は必要ないと言えます。
生理・排卵の仕組み
皆さんは、自分にいつ初潮がきたか覚えていますか?
また、生理や排卵の際に体の中で何が起こっているのか分かりますか?
保険の授業ではどう習ったでしょうか?
大人になってから改めて聞かれても、案外きちんと答えられるものではないでしょう。
そこで今一度、生理や排卵のとき体の中では何が起こっているのか考えてみたいと思います。
多くの場合、小学校高学年〜中学生くらいの間で初めての生理を迎えます。
そこから原則毎月起こる現象なのですが、その時女性の体の中では次のようなことが起こっています。
まず排卵の時は子宮内膜が充血して分厚くなります。
これは、受精卵が着床できるようにするためのクッションのような役割を果たします。
もしその期間に受精されることが無ければその子宮内膜は不要なので剥がれ落ちて膣口から経血として排出されます。
これが生理です。
よく耳にする「生理が遅れた、生理が早く来た」というのは排卵のタイミングのズレによって起こります。
毎月これだけの変化が体の中で起こっているわけです。
では、妊娠を望むかどうかにかかわらず、どうして人間は毎月こんなに大変な思いをしなくてはいけないのでしょうか?
なぜ生理や排卵が起こるのか?
前項で生理や排卵の仕組みを考えました。
どうして人間は約40年間、毎月こんなに大変な思いをするのか。
これは、女性である限り赤ちゃんを出迎える為です。
そもそも生理や排卵が毎月起こる理由について考えたことはありますか?
おそらくないと答える方が多いと思います。
ここからは少し難しいお話になりますが、人間を含む犬や猫などの哺乳類は、体内で子供を育成します。
そのため、体内で受精をする必要があるのです。
受精をするためには性行為が必要です。
そのために発情期が存在するのです。
本来、発情期というものはその名の通り、1年のうちにメスが発情し、オスを誘う時期のことです。
だから、この時期を逃してしまうとその年はもう繁殖が見込めないのです。
しかし、人間には発情期がないと言われています。
正確には恒常的に発情しています。
なぜなら、ヒトのメス(女性)は進化の過程で発情期を隠してしまったからです。
そのせいでヒトのオス(男性)は発情できるタイミングが分からなくなり、常に発情してしまうようになりました。
一般的に男性の方が性欲が強いと言われているのはそういうことかもしれません。
そして、それに合わせていつでも繁殖できるようにするために、オスの精子と受精ができるようにメスの体内では毎月排卵が起こるのです。
これは自分たちの力ではどうすることも出来ない本能的な問題です。
参考:医学のうんちく/人間の発情期(https://www.yamacomi.com/6488.html)
生理も排卵も月経緩和薬(低用量ピル)で悩み無用に!
筆者は幸いにも今はシンフェーズという月経緩和薬(低用量ピル)に助けられています。
月経緩和薬に関するすごいメリットなど詳しいことはこちらの記事に書いてあるので是非目を通してみてください。
生理に関する大人からの刷り込みがおかしい
最後に、生理に関する教育に問題があることをお話しします。
「女の子は将来赤ちゃんを産むから生理があるんだよ」「排卵に悪影響だから、女の子のお腹蹴っちゃダメだよ」などなど腐るほど聞かされてきたと思います。
でも、女は将来全員子供を産むなんて誰が決めたのでしょうか?
産みたくない人や産む予定がない人なんか世の中にはたくさんいますよね。
というか子供の頃から赤ちゃん産みたい!なんて思っている人はそうそういないと思います。
実際、筆者は小学生の頃、絶対子供なんて産みたくなかったです。
というのも、大人から植え付けられる妊娠と出産の知識って痛いだとか大変だとか命懸けだとかマイナスなことばっかりじゃないですか。
皆さんもよく思い出してみてください。
出産について大人からのプラスな意見って聞いたことありましたか?
ほとんどの人がなかったと思います。
そしたら生理もいらなくないですか?という疑問が生まれます。
筆者は「女の子は将来妊娠するんだから」といった決まり文句がものすご~く嫌いでした。
好きで女として生まれたわけでもないし好き好んで毎月生理や排卵と付き合っているわけでもない。
なのにあくまでも女が守られるのは妊娠して出産する前提。
繁殖させるための道具じゃないし”一人の人間として扱ってほしい”と思っていました
(大人になった今でも思います)
なんかもう呆れますよね。
女として生まれた以上お前は子供を産めと言われているような気がします。
妊娠するように機能しているから生理が起こる。毎月排卵もする。
排卵なんて妊娠したい時だけでいいじゃないですかね…( ̄▽ ̄;)
妊娠したい時だけ排卵を起こらせるとかならどれほど良かったかと思います。
まとめ
生理の悩みは月経緩和薬(低用量ピル)で軽減することはできます。
残念ながら、生理をなくすことは子宮を取らない限り無理なお話です。
だから可能な限り楽になれることを考えましょう。薬の力は本当に凄いです。
このカテゴリーでは、生理の話題を扱っているので今後もチェックしてくださいね。
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