血糖値と肥満の関係性|メカニズムを徹底解説

体の仕組み

血糖値と肥満の関係性をきちんと把握している人って、どのくらいいるのでしょうか。

いまダイエットに励んでいる人ですら、ちゃんと知っている人はあまりいないのではないでしょうか。

 

それもそのはず。こういったことは学校では教えてくれませんからね。

 

 

体の仕組みをきちんと把握したら、もっと痩せられるようになるかもしれません。

一緒にみていきましょう!

 

この記事はこんな人向け
・血糖値と肥満の関係性を知りたい人
・肥満になるメカニズムを知りたい人
・正しいダイエットの知識を身に着けたい人

肥満の定義

まず、肥満の定義を確認していきましょう。

厚生労働省よれば、

「肥満」とは、体重が多いだけではなく、体脂肪が過剰に蓄積した状態

とされています。

 

これでは定義があいまいなので、肥満の定義を一位に定める数値が存在します。

その人が肥満かどうかの判定には、BMI(=[体重(kg)]÷[身長(m)2])という国際的な標準指標が用いられています。

BMI=22.0が、男女ともに標準とされている数値とされており、これは肥満により誘発される糖尿病や高血圧に最も罹患しにくい数値とされているのです。

 

WHO(世界保健機関)が定める肥満の定義では、このBMIの数値が25以上の場合をいうそうで、次の表のように区分分けされています。(日本肥満学会より引用)

 

BMI 判定 WHO基準
< 18.5 低体重 Underweight
18.5 ≤ BMI < 25.0 普通体重 Normal range
25.0 ≤ BMI < 30.0 肥満(1度) Pre-obese
30.0 ≤ BMI < 35.0 肥満(2度) Obese class I
35.0 ≤ BMI < 40.0 肥満(3度) Obese class II
40.0 ≤ BMI 肥満(4度) Obese class III

 

例えば、身長170cmで体重65kgの成人男性Aさんの場合、

BMI=65÷(1.7)=22.491…

となるので、Aさんの区分は普通体重となります。

 

あなたのBMIはいくつになるでしょうか?

肥満になるメカニズム

では、肥満になるメカニズムをみていきます。

 

簡単になぜ肥満になるのかを問えば、その答えは「三大栄養素のうちたんぱく質を除いた脂質と糖質が過剰であることにより引き起こされる」と言えます。

 

摂取した糖質は、体内で脂肪酸に変化します。

また脂質に関しては、脂肪酸を経て中性脂肪(グリセロール)になり体内に蓄積されていきます。

蓄積のメカニズムとしては、中性脂肪は長期的に利用可能なエネルギー源であり、人体は飢餓に備えるためにこの中性脂肪をいくらでも貯蔵できる仕組みが備わっていることが挙げられます。

 

いわゆる脂肪は皮下と内臓の周りに蓄積されますが、その正体は核を中性脂肪で満たされた細胞の集まりであるとわかっており、肥満のメカニズムとしては、この蓄積が標準を超えることだと言い換えることができます。

 

 

なお、遺伝子的な要因がある場合もありますが、本記事の趣旨である「肥満と血糖値の関係性」からはやや逸脱してしまうため、ここでは言及を避けることにします。

 

肥満になりやすい体質

実は幼児期までに過食をしてきた経験のある人は、大人になってから痩せづらい体質になってしまうという研究結果があります。

これは、前駆脂肪細胞と呼ばれる中性脂肪をため込む細胞が幼児期に余計に成熟してしまうことが原因です。

 

つまり、「私、太りやすい体質なんです」というセリフはあながち間違っているわけではなく、幼児期の親御さんの教育(食事に関する制御)に原因がある場合が多いというわけです。

 

しかしながら、体質の変化は大人になってからでも十分にあり得ることであり、高カロリーな食事を続けることでどんどん太りやすくなってしまいます。

 

そして実は、この「高カロリーな食事」というのが世間周知されているイメージとはやや異なっています。

 

 

血糖値とは|本当に高カロリーなのは脂質じゃない?

上で出てきた「高カロリーな食事」について考えていきます。

 

肥満が深刻なアメリカなどの外国諸国では当時、「摂食によって脂肪を取り込むのが肥満の原因だろう」と考えられていました。

そして真剣に対策を施した結果、めでたく脂肪の摂取量を大幅に減らすことができたのです。

 

しかし肥満は一向に改善されなかった。

 

 

そこで徹底的に調査を進めた結果、本当に「高カロリーな食事(=肥満につながる食事)」とは「高GI値の食事」であることが明らかになりました。

つまり「人間が好む甘い食事」です。

 

この「人間が好む」というのがポイントで、この大部分を占める食品が三大栄養素のうちの一つである「炭水化物」なのです。

 

このGI値が高い食品は、言い換えれば血糖値が上昇しやすい食品であり、これがすなわち太りやすい食品です。

 

GIとは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指数のことです。つまりこのGI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対に、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。

(健康応援サイト:つなげるやさしさ より引用)

 

なるほど、肥満と血糖値には大きな関係性があることが明らかになってきました。

 

ではここで、血糖値について詳しくみていきます。

 

血糖値が高いとどうなる

血糖値が高いと代表的な体の反応として次のようなものが挙げられます。

 

・やたらとのどが渇く
(血液中の糖を薄めようとするため、酢分をよく摂取することでおしっこが増えるのも特徴)
・おしっこが泡立つ
(糖によって粘性の増した尿は、一度泡立つとその泡が消えづらいという特徴がある)
・疲れやすい、疲労感が残る
(インスリンがうまく機能しないことでうまく糖をエネルギーに変換できないため)
また、肥満の原因となる糖ですが、エネルギーにうまく変換できないというまでになると急に体重が減少してしまうこともあるようです。

血糖値が低いとどうなる

血糖値が低いと代表的な体の反応として次のようなものが挙げられます。

・体の血の気が引く感覚
(体の末端までエネルギーが行き渡らなくなるため)
・めまいや立ち眩みが起こる
(脳に供給される糖分が不足することによる)
・眠気を感じる
(不足したエネルギーを睡眠で補おうとする人体の防衛反応の一種)

 

また、程度がひどくなると、抑うつ状態が続いたり自分がどこにいるのかがわからなくなって今うこともあるようです。

全体的に、「元気がなくなる」という表現が正しいでしょうか。

 

血糖値の増減が激しいと太りやすくなる

血糖値は高くても低くてもよくないということがわかりました。

では具体的に、肥満と血糖値のメカニズムについて詳しくみていきます。

 

血糖値の増減が激しいと太りやすくなるという話を聞いたことがありませんか?

これは正確には「血糖値を急激に上昇させると太りやすくなる」という現象です。

 

それはなぜでしょうか?

 

実は、血糖値を急激に上げることでインスリンが過剰に分泌され、脂肪をため込みやすい体になってしまうからです。

 

また急激な血糖値の変化は、「イライラする」「不安な気持ちになる」などの精神的な悪影響を及ぼすこともあり、こういった気持ちになると脳はさらに糖分を欲しがるという悪循環もあります。

 

つまり、空腹時に一気に血糖値を上げるような食事はNGで、もししてしまうとどんどん太りやすい体質になってしまうというわけです。

 

言い換えれば、食べ過ぎはもちろんよくないが「食事をたまにしかとらない(=一日一食しかとらない)」というのもよくないということ。

 

摂取した糖質を考えるのも大事ですが、血糖値の上昇の幅を考えるのはもっと重要だということです。

 

太りづらい食事の仕方

ではどのような食事をしたら太りづらいのか考えていきます。

やるべきことは意外と簡単で、

 

・糖質の低いものから食べる
(サラダや汁物など)
・食事の回数を減らさない
(血糖値の増減の幅を大きくしないこと)
・空腹時に糖質の高いものを摂取しない
(空腹時は血糖値が低い状態なので、そこに糖分を入れると血糖値が急激に上昇してしまう)

 

また、食物繊維を多く含む食材を積極的に食べることも効果的とされています。

実は、食物繊維には血糖値の上昇を緩やかにする作用があるのです。

 

なるほど、だからイモ類はエネルギーが持続する(=腹持ちがよい)んですね!

 

ダイエットにはイモ類の摂取が効果的なのかもしれません(^^)

 

まとめ

科学的な観点から血糖値と肥満の関係性を紐解いてきました。

意外と知らなかったことも多かったのではないでしょうか?

 

むやみやたらに食事を抜いたりするのはダイエットには逆効果だということがわかりました。

筆者と一緒に健康的に痩せていけるように頑張っていきましょう!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました